韓国コンテンツ振興院のコンテンツピープルインタビュー記事:
氏名 : イ・スングァン
主要経歴
2010年4月~現在Arcreative(www.arcreative.co.kr)の代表兼監督
2010年4月 安東映像メディアセンター&ファニーフラックス、クォン・ジョンセン原作「雉ママ」のアニメーションコンセプトデザイン
2010年3月 ファニーフラックス&EBS「集まれディンドンデン」のボンゲマン(イナズマン)のデザイン
2010年1月 サムジアニメーション「ブルミ」のコンセプトデザイン
2008年9月 コッタジ「マタル道士」の外注コンセプトデザインなど多数
2010年4月~現在Arcreative(www.arcreative.co.kr)の代表兼監督
2010年4月 安東映像メディアセンター&ファニーフラックス、クォン・ジョンセン原作「雉ママ」のアニメーションコンセプトデザイン
2010年3月 ファニーフラックス&EBS「集まれディンドンデン」のボンゲマン(イナズマン)のデザイン
2010年1月 サムジアニメーション「ブルミ」のコンセプトデザイン
2008年9月 コッタジ「マタル道士」の外注コンセプトデザインなど多数
アニメーションを基盤にITとジョイントさせた様々なスマートコンテンツを企画制作しているArcreativeが、最近ピロ(Pilo)シリーズのアプリブックを発表してスポットライトを浴びている。世界中の子供たちと親たちが一緒に楽しめ、子供たちの夢をより大きく育てられるように価値を共有したいというArcreativeのイ・スングァン代表と会った。
アニメーションを作るために創業する!
大学で漫画とアニメーションを専攻したというイ・スングァン代表は、アニメーションを作るために会社を設立しながら多くの紆余曲折があったと言う。「大学で漫画を専攻しているときには、政府が漫画を育成するためにいろいろな事業を進めていました。大学院に進んでからもアニメーションをやりたいという考えを持っていましたが、学校で学んだことと現実はずいぶん違っていました」
大学で漫画とアニメーションを専攻したというイ・スングァン代表は、アニメーションを作るために会社を設立しながら多くの紆余曲折があったと言う。「大学で漫画を専攻しているときには、政府が漫画を育成するためにいろいろな事業を進めていました。大学院に進んでからもアニメーションをやりたいという考えを持っていましたが、学校で学んだことと現実はずいぶん違っていました」
代表は、大学を卒業して漫画作家としての人生を夢見ながら出版漫画に身を置いたりもしたが、結婚しながらアニメーション会社でコンセプトデザイナーとして経歴を積むようになったという。「聞いたらご存知のような作品のコンセプトデザインを担当しました。「チクタクハウス、マタル道士、ブルミ」のような作品です。アニメーションをやっている人は誰でもそうであるように、私も自分の作品を作ってみたいと考え創業を決心しました」
江北青年創業センターに拠点を構えたイ・スングァン代表は、外注の仕事を請けながらも政府支援事業の門を叩いたと言う。「創業してからアニメーションを作ろうとしましたが、情熱だけでやるには厳しいことが分かりました。アニメーションを作ってみたいという情熱には変わりはありませんでしたが、一家の長として経済的な問題にも関心を持たなければなりませんでした」
代表は、政府支援事業を通じていろいろなプロジェクトに参加しながら作った作品がパイロット作品で終わる場合を見ながら、他の方法を考えるようになったということです。「アニメーションを作る方法を変えなければと考えるようになったのです。資金のたくさんかかるアニメーションを、パイロットだけ作っていたのではだめなわけです」
アニメーションの企画とコンセプト、シナリオのような作業を10年以上してきたため、そういうことはうまくできると思うようになっていたが、スマートコンテンツという分野が目に入ったわけだ。「アニメーションはリスクが大きいのです。ある程度検証されないと投資が受けられません。そのため政府支援事業に参加している間、デジタルアプリブックに関心を持つようになったのです。アプリブックがアニメーションを作るためのパイロット映像のように作用するかもしれないと思うようになったのです」
デジタルアプリブックとアニメーションの出会い
代表の人生に新しい転換点をもたらしたのは、枕の妖精「ピロ(Pilo)」だった。「創作には一、二回のチャンスは必ず訪れるようです。私の場合はピロがそうでした。ピロを企画するようになったのは、子供を育てる親としての経験が元になっています。上の子が六歳の頃、遊びたくて夜寝ないので苦労した時期がありました。夜遅くまで働いて帰ってくると子供と遊んでやる時間がなく、すまない思いがいつもあったのですが、ある日子供が枕をしっかりと抱きしめて眠る姿を見て、夢の国で子供の遊び相手がいたらいいのにという考えが浮かんだのです」
代表の人生に新しい転換点をもたらしたのは、枕の妖精「ピロ(Pilo)」だった。「創作には一、二回のチャンスは必ず訪れるようです。私の場合はピロがそうでした。ピロを企画するようになったのは、子供を育てる親としての経験が元になっています。上の子が六歳の頃、遊びたくて夜寝ないので苦労した時期がありました。夜遅くまで働いて帰ってくると子供と遊んでやる時間がなく、すまない思いがいつもあったのですが、ある日子供が枕をしっかりと抱きしめて眠る姿を見て、夢の国で子供の遊び相手がいたらいいのにという考えが浮かんだのです」
代表は、子供の頃の枕に関する思い出は誰でも一つは持っていると思い、自分は遊んでやれなくても枕の妖精が子供と遊んでくれたらいいのにという考えを具体化した。「アニメーションを作ってみると、収益の面を考えないわけにはいかないでしょう。でも、ピロはそういう計算面を考えずに、子供に見せるのに良いコンテンツを作ろうという思いだけを持っていたのですが、以外に反応がよかったです」
▲ 3~5歳児のための3Dアニメアプリブック「ピロ(Pilo)」は、英語、中国語、韓国語でサービスされている。
そうやって、枕をモチーフにしたピロをメインキャラクターにすることになり、夢の国を世界観としたストーリーを順調に考えていったという。「アニメーションを作る人たちの中で、子供のために作ったという言葉は信じがたかったのですが、実際に私がそんなケースに当たるわけです。子供に父親が作ったアニメーションを見せることができるという点で、ピロは私にとって大きなプレゼントといえます」
イ・スングァン代表は、アイデアを発展させて一つ一つキャラクターをデザインしながら、北米市場をターゲットとしてiPhoneとiPad基盤のピロシリーズをアプリブックとして発売することができた。「現在プログラミングを担当している弟が会社の共同代表になり、ピロをアプリブックとして発売できるようになりました。ピロはストーリーが展開していきながら簡単なゲームをパスすると次のストーリーに進むという形で制作されています。現在、ピロのキャラクターをモデルにしたアプリゲームも作っており、来年にはぬいぐるみも発売される予定です。もちろん、究極的にはTVシリーズアニメーションに発展させる考えです」
デジタルとアナログをジョイントしモバイルを基盤とした様々なコンテンツが溢れているが、親の立場からは子供たちに良いコンテンツを見せたいという思いが強い。イ代表はそんな親の心を同じ親の立場で理解しており、子供たちを夢の国にいざなう遊べる絵本のようなピロが注目されているのではないかという。「今は容量と最適化の問題でアップルのiPhoneとiPad用としてピロシリーズを発売しましたが、もうすぐアンドロイドバージョンでも発売されます」
▲ デジタルアプリブックピロは3Dリアルタイムスマートコンテンツであると同時に、ゲーム、キャラクター、アニメーションと連携され、様々な事業に展開される予定だ。
夢見る子供たちのための童話にご期待ください!
一方、イ・スングァン代表は、ピロを発売しながら韓国内よりは海外市場にもっと期待していたという。「国内外のアプリブック市場は、思ったより大きくはありませんでした。韓国内で積極的に宣伝すればピロは上位圏に上がりますが売上の面で大きな影響はないものと思い、それよりは海外市場への進出に力を入れる計画です」
一方、イ・スングァン代表は、ピロを発売しながら韓国内よりは海外市場にもっと期待していたという。「国内外のアプリブック市場は、思ったより大きくはありませんでした。韓国内で積極的に宣伝すればピロは上位圏に上がりますが売上の面で大きな影響はないものと思い、それよりは海外市場への進出に力を入れる計画です」
今年ピロは、韓国コンテンツ振興院で進めているアニメーションフリープロダクションのパイロット支援事業を始め、スマートコンテンツ海外マーケティング支援事業、翻訳支援事業にも選ばれた。また、2012スマートアプリアワード2012大賞(児童教育)を始め、KTアプリ創作大会エコノベーション1位、2012ソウルキャラクタープロモーション&ピッチング部門で優秀賞を受賞するなど、大きな成果を挙げている。
▲ たくさんの人々が共感するアニメーションを作りたいというArcreativeのイ・スングァン代表
「創業を考えるなら政府支援事業をうまく活用してみるのがよいでしょう。アニメーションやゲーム、アプリブックのようにコンテンツというものは、工場で物を作るように型から出てくるものではないからです。特に、アニメーションは多くの資金を必要とするため、コンテンツに対する検証や財政的にもとても役立つものです」
しかし、イ・スングァン代表は政府支援事業を受注したといっても、支援資金をもらうためには様々な書類を用意し教育にも参加しなければならないなど、気を使わなければならない部分も多いと強調した。「今はしっかりしたコンテンツを作り安定した収益を上げることのできるアニメーション会社に育てるのが最優先の課題です。また、以前に作った「ヘッテ家族」を始め「ピロ」のようなアニメーションが自分が一番好きなものだし一番うまくできるものです。アニメーションを通じてたくさんの人々の共感を得たいと思います。どうぞよろしくお願いします」
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